(※ 注意: この授業は2001年に実施したもの)
●MIDIメッセージの再確認
![]() ●システムメッセージ
※システムメッセージ> エクスクルーシブメッセージ
※システムメッセージ > エクスクルーシブメッセージ > メーカーエクスクルーシブ
結局、このメーカーエクスクルーシブを使用することにより、機材内のあらゆるパラメータを 自由に制御することができる。その制御方法については、マニュアルの後部の「MIDIインプリメンテーション」を参照すると良い。 日本の大手メーカーの場合は、大変丁寧に書かれているものだ。 ▼「あらゆるパラメータを自由に制御することが出来る」とは?
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●初期化の必要性
例えば貴方が、Jazz風の音楽として作成したMIDIデータを再生させようとしたとする。 その場合、これから再生させようとするMIDI音源が、前に使用した人によって、 アラビア調音階にでも設定されていたら、大変困るわけである。 アラビア調音階は極端な例かもしれないが、各MIDIチャンネルに、不本意に設定されたエフェクターが かかっている事は、現実的にあり得るだろう。 曲冒頭に1行、音源を初期化させるデータを書き込めば、これらのトラブルは確実に回避できる訳である。 ● SC88proを初期化し、同時にGS音源としてリセットするには、どうするか?
※ローランド社が作成した、デモ用MIDIデータを見ると、 初期化+GSリセットさせるデータとして、「システムモードセット」を使用している。 この授業では、「システムモードセット」の方を入力してみたい。 ● 「システムモードセット」を使用して初期化+GSリセットさせる為のデータ
● 「GSリセット」を使用して、初期化+GSリセットさせる為のデータ
上記のいずれかを、イベントリストウィンドを使用して、MIDIデータ冒頭部、つまり 「 1 | 1 | 000 」のタイミングに打ち込めばよい。 尚、これら初期化させるメッセージと、その次ぎのメッセージの間には、 50ms 以上の間隔を空けねばならない。 前期に音色設定のためのメッセージを入力してもらったが、その際、 その入力タイミングを、 「1 | 2 | 000 」へ入力するよう指導したのは、 この50ms以上の間隔を得る為である。 大抵の人は、BPM=120で曲を作成したと思われるが、その場合1拍に要する時間は、 500msecであり、1拍あれば十分な間隔と言える。 ![]() |